出る?出ない?いくら?派遣とお金のハナシ(3)昇給
2018.01.19福利厚生働く上でお金のことはとっても大事ですよね。
ということで、派遣で働くなら押さえておきたい「お金」の話をまとめました。
今回は昇給についてです。
昇給と会社規模の関係を見ると、派遣先の会社規模が大きければ大きいほど「3年以内に給与が上がった」割合が高く、「大規模(従業員数1000人以上)」では約4割 (39.2%)となっています。
また昇給と職種の関係を見ると、現在の業務がIT技術・通信系の人の約半数(47.5%)が「3年以内に給与が上がった」経験があると回答しており、他の業務に比べて高い割合になっています。一方で製造・軽作業系は3割未満(27.6%)にとどまっています。
このように、派遣社員でも昇給は十分に可能です。
ただし、何もしなくても毎年時給がどんどん上がるわけではありません。
同じアンケート調査によれば、現在の派遣先における通算就業期間が長い人、あるいは派遣会社での通算雇用期間が長い人ほど、昇給経験のある割合が高くなる傾向が見られます。また、派遣会社から能力開発・キャリア形成支援を受けている人では、「3年以内に給与が上がった」人が35.9%となっており、受けていない人よりも高い割合となっています
実際に昇給を実現するためにはそれなりの期間しっかりと働き、派遣先に認められるなどの実績を出す努力が欠かせない、ということです。普段から派遣会社の担当者としっかりコミュニケーションをとっておき、昇給の希望を伝えておくことも大切です。
ただ、単純に時給の面だけでいえば、今現在の派遣先での昇給を望むより、次により高い時給の案件にエントリーした方が近道かもしれません。