派遣で働くなら大企業？それとも中小企業？
2022.11.11働き方
一般社団法人日本人材派遣協会 が調査・公表している「派遣社員WEBアンケート調査2021」によれば、現在派遣で働いている方の派遣先の会社規模で最も多いのは「大規模（従業員数1000人以上）」（50.5％）で、続いて「中規模（従業員数100人～999人）」（29.4％）、「小規模（従業員数99人以下）」（11.3％）となっています。 つまり、派遣先の企業は大規模な企業であることが多いのです。
だからといって「働くなら大企業」というわけではありません。派遣として働くうえでは、大企業には大企業の良さがあり、中小企業には中小企業の魅力があります。
ここでは、大企業で働くメリットと、中小企業で働くメリットをまとめて紹介します。
目次
《大手企業で働くメリット》
●立地、職場環境が良い
駅近のオフィスビルや、マイカー通勤に便利な郊外など、通勤しやすい立地にあることがほとんどです。またオフィスがキレイで社食や休憩室が整っているなど職場環境も良好で、気持ちよく仕事に取り組めます。
●研修が充実している
多くの社員を抱えている大企業では、派遣社員を含め新人の受け入れに慣れています。研修についても内容が洗練され、マニュアル等も整っています。●安心感、優越感がある。
誰もが名前を知っている会社で働くことには、安心感も伴えば優越感も伴います。《大手企業で働くデメリット》
●ルールが多く自由度が低い
大企業は組織体制がしっかりしており、社内のルールに沿って仕事をすることが重要になります。派遣社員と正社員の業務はしっかり線引きされており、派遣社員はルーティンを担うことが多いです。人によってはこの環境が息苦しく感じられるかもしれません。《中小企業で働くメリット》
●スキルアップがしやすい
派遣社員はもともと業務範囲が明確ですが、従業員数が限られている中小企業では、より幅広い業務を任せてもらえます。●やりがいが身近に得られる
大企業で働いていても、自分の仕事がどのように会社の成長につながっているのかはまず見えません。中小企業では、派遣社員であっても自分の存在感を発揮しやすく、やりがいが得やすいといえます。●人間関係の輪を広げられる
中小企業の場合、派遣社員と正社員という縦割りではなく、同じ職場の仲間として仕事をする感覚が強いです。このため、人間関係もより親密なものになる可能性があります。「人間関係を広げたい」と考えている方にはぴったりの環境です。
《中小企業で働くデメリット》
●研修や職場環境が整っていない
研修や職場環境が整っていない、といった点がデメリットになります。「誰の指示を仰げばいいのか分からない」というようなストレスもあるかもしれません。いかがでしたでしょうか。
実際のお仕事探しの際は、大企業・中手企業という大きな枠組みだけでなく、規模に関係ないその企業ならではの個性にも注目してほしいと思います。
