「派遣でUIターン」のメリット
2022.12.07お仕事探しライフスタイルの多様化や人生に対する価値観の変化から、ここ10年ほどで「移住」という言葉が一般的になりました。
移住の文字通りの意味は、いまの住居地を離れて他の場所に移り住むことですが、現在は「東京をはじめとする大都市圏を離れて地方で暮らす」というニュアンスで使われることが多いようです。
【UターンとIターン】
移住のパターンとしては「Uターン」「Iターン」が知られています。Uターンとは、Uの文字のカタチが示すように、生まれ育った故郷に戻ること。
石川県に生まれ育ち、東京の大学に進学し、そのまま首都圏で就職した人が、故郷の石川県に戻る、というようなパターンです、
Iターンは、Iの文字の直線が示すように、出身地とは違う地方に移り住むことを指します。
東京に生まれ育った人が、自然に囲まれた暮らしに憧れて地方に移り住む、というようなパターンです。
【移住の課題は「仕事」】
いずれにしろ、UIターンの大きな課題は移住先で「どう仕事を見つけるか」「どんな仕事をするか」です。最近は移住専用サイトで仕事探しのサポート情報を発信している自治体もありますし、転職エージェントやハローワークのインターネットサービスも活用したいところです。また自分の地元にUターンするということであれば、家族や友人のネットワークをたどるという方法もあります。
ただし「このまちで一生暮らす」「移住より先に仕事を決めておきたい」という前提で仕事探しをするのと、「定住すると決めたわけではなく、まずは実際に住んでみて検討したい」「とりあえず収入を得ながら、今後の働き方をゆっくり考えたい」というスタンスで仕事を探すのでは、アプローチは違ってくるでしょう。
【こんな方には「派遣」がおすすめ】
後者の場合におすすめしたいのは、派遣です。雇用期間に定めがあるという派遣のメリットを活用して、比較的自由に、柔軟に働くことができます。
一定期間、派遣社員として働いてみて、「腰を据えて働きたい」「やりたい仕事が見つかった」ということになれば、社員を目指す就職活動をスタートすることになります。派遣会社の紹介予定派遣のしくみを利用することも可能です。
もちろん、派遣社員としてキャリアアップしていく道を選んでもいいでしょう。
派遣よりもアルバイトの方が気楽に感じるかもしれませんが、派遣社員のほうが時給は高く、生活に必要な収入は十分得ることができます。何より、知らない土地であれば派遣会社のコーディネーターのサポートがあれば安心です。
最近は人材派遣会社のスタッフ登録や面談はオンラインが選べることがほとんどなので、登録や仕事探しがスムーズだというメリットもあります。